AIによる手術解析

顕微鏡手術における術者の手指や手術器具の動きの速度や加速度を定量的に分析する事ができれば、手術手技の客観的な評価、あるいは科学的エビデンスに基づいた優れた手術の遂行のために有用です。 当センターでは、高度脳血管病センター(中山若樹センター長)の協力を得て、深層学習人工知能AIを用いた解析によって、顕微鏡手術の一連の動作について手指や器具の動く速度、加速度などを定量的に解析するシステムを作成し、解析に用いています。 このような深層学習AIを用いた “markerless pose estimation”の概念は、手術手技の評価、エビデンスに基づいた科学的な技術継承だけでなく、より良い手技を目指す研修医のための情報として有用であると考えます。