集束超音波治療センターについて
当センターでは、「手の震え」に対する新しい治療法である集束超音波治療(FUS)を2021年より開始いたしました。この治療はこれまでの外科治療とは異なり、全身麻酔や観血的な手技も不要で身体的負担が軽く、またMRIと超音波を組み合わせることで放射線を用いないことが特徴です。当センターは医師をはじめ、放射線技師、看護師、リハビリテーション専門職、そのほか支援スタッフらが協力しそれぞれの専門性を生かしながら治療にあたっています。
手の震えやFUS治療についての詳しい情報は下記をご参照ください。
より良い治療を目指した取り組み
良い治療効果を得るためには、事前の計画が大変重要です。治療部位の決定にはMRI画像を用いた解剖学的情報を用いることが標準的ですが、当施設ではこれにBrainlab社の画像解析ソフトや院内研究センターでのMRI Probabilistic Tractography の解析結果など多数の情報を加味しより精度が高く安全な治療を目指しています。
また、各職員とも治療の質向上を目的に、日々の取り組みを学術的な視点で検証し、学会発表等を通じて全国のFUS治療機関との情報交換を積極的に行っています。
Probabilistic Tractographyによる歯状核-赤核-視床路の解析
学会発表
医師
学会名 | 発表者 | |
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AIによるペン先追跡を用いた振戦評価 | 第17回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス | 成田拓人 |
AIによるペン先追跡を用いた振戦の運動解析 | 第6回日本経頭蓋MRガイド下集束治療超音波研究会 | 成田拓人 |
MRガイド下集束超音波治療におけるProbabilistic tractographyの検討 | 第23回北海道機能神経外科研究会 | 村木岳史 |
放射線部
学会名 | 発表者 | |
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Diffusion Tensor Tractographyの描画方法の違いによる小脳歯状核-赤核-視床路の描出能の比較 | 第26回日本臨床脳神経外科学会 | 山下耕司 |
SDRと焦点温度の関係~二施設間の比較~ | 第6回日本経頭蓋MRガイド下集束治療超音波研究会 | 鈴木淳平 |
リハビリテーション部
学会名 | 発表者 | |
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FUS前後のADL評価にAMPSが有用であったパーキンソン病の一例 | 第17回パーキンソン病・運動障害疾患学会 | 森谷綾子 |
MRガイド下集束超音波治療を施行した本態性振戦症例のAMPSを用いたADL分析 | 第57回日本作業療法学会 | 森谷綾子 |
振戦により廃用した上肢機能に対し、FUS後の自助具導入が食事動作改善に有用であった一例 | 第6回日本経頭蓋MRガイド下集束超音波治療研究会 | 森谷綾子 |
FUSよるADL変化をFIMとAMPSで評価した一例 | 第26回日本臨床脳神経外科学会 | 小川優里 |
看護部
学会名 | 発表者 | |
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MRgFUSを受ける患者に対する術前から術中看護の現状~新治療に対する病棟看護師の役割~ | 第50回日本脳神経看護研究学会 | 吉川真及 |
講演
講演名 | 発表者 | |
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最新治療FUSとは | 公益財団法人北海道生涯教育学習協会 | 成田拓人 |